G7サミット 高校生が描く「広島」ラッピング電車が出発

5月のG7広島サミットに向けて3日、地元の高校生がデザインしたラッピング電車の出発式が開かれました。

広島電鉄の車両に描かれているのは、県内6つの高校の生徒が平和や広島の見どころをテーマに制作した絵です。

電車の両サイドの上の部分に3枚ずつラッピングされています。

山陽女学園 高等部 范入文さん
「わたしは上からながめた広島の絵を、戦後復興した広島の絵を描きたかった」

ノートルダム清心高校 宮田りなさん
「広島の象徴のハトが広島から羽ばたき、平和を広げていく構図にした」

県立神辺高校 神谷夏希さん
「県内の名所やシンボルをいくつも拾い、それらをイメージ化することから始めた」

県立広島皆実高校 中川こころさん
「7羽の折り鶴でG7の7か国を表し、その折り鶴が未来へ大きく羽ばたく様子を描いた」

広島市立広島みらい創生高校 宮越純々奈さん
「広島で育ち、広島でかなえるスポーツの夢をテーマにデザインした」

広島市立基町高校 和田一花さん
「以前より戦争に対する危機感が身近になっている今、広島のとうろう流しをイメージして制作した」

テープカットでお祝いをして出発したラッピング電車は、3日から5月下旬まで広島駅と広電宮島口の間などを1日に5往復程度、運行されるということです。

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