簡易公共住宅、オーナーら建設反対

簡易公共住宅の約半数の立地は市街地となっているが、このうち啓徳(カイタック)では建設反対運動が起きている。2月1日付香港各紙によると、啓徳の世運道に建設される簡易公共住宅は敷地面積5.7ヘクタール、1万700戸を供給し、簡易公共住宅の供給総数の約3分の1を占める。だが同エリアの民間住宅物件オーナーと地域関係者が強烈に反対し、啓徳の核心的商業エリアとしての位置付けに反すると主張している。立法会の直接選挙枠(九龍中選挙区)議員である楊永杰氏は、すでに警察に11日のデモ行進と抗議集会を申請したことを明らかにした。承認されれば新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行後で初めて非反対通知を得たデモ・集会となる。住民を組織して啓徳駅から世運道の簡易公共住宅建設予定地まで行進。100~200人が参加するとみられる。

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