3か月で3万3000件 中国電力 ライバルの顧客情報を不適切閲覧

中国電力は、社員などが関連会社のシステムを通じてライバル関係にある新電力会社の顧客情報を不適切に閲覧していた問題で、3か月間で3万3000件余りの不適切な閲覧があったと発表しました。

10日、中国電力は、関連会社「中国電力ネットワーク」と共有しているシステムを通じて、社員や委託会社の社員合わせて682人が去年10月から3か月間で、ライバル関係にある新電力会社の顧客情報3万3000件余りを不適切に閲覧していたと明らかにしました。営業目的の閲覧はなかったとしています。

システムを管理する中国電力ネットワークによりますと、電力小売り自由化が始まった2016年4月から顧客情報が閲覧できる状態だったということです。

中国電力は10日、調査結果と再発防止策を経済産業省の電力・ガス取引監視等委員会に報告したということです。

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