「栃木三鷹」一味七味を一般向け販売 全国へ小売りに注力 大田原の吉岡食品工業

「栃木三鷹」を使った小売用唐辛子商品「鉄釜」の「七味」(左)と「一味」

 唐辛子専門メーカーの吉岡食品工業(大田原市山の手2丁目、吉岡博美社長は、地元大田原市特産の唐辛子「栃木三鷹」を使った一味と七味の一般消費者向け販売に乗り出した。これまでの主力である業務用に加えて、「鉄釜」ブランドの小売商品として全国展開していく。

 業務用原料メーカーだった同社は、これまで社名が前面に出ることはあまりなかったという。同社担当者は「当社だけが種を持つ『栃木三鷹』の魅力を通じて、大田原市が国産唐辛子の総本山であることをPRし、全国の人に社名も知ってもらいたい」と、小売りに注力することを決めた。

大田原市内で栽培される唐辛子「栃木三鷹」の畑(大田原とうがらしの郷づくり推進協議会提供)

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