プロアマ上がり2ホール“打たず” ウッズは7カ月ぶりツアーに不安も?

7カ月ぶりのツアー復帰へプロアマで最終調整(撮影/亀山泰宏)

◇米国男子◇ザ・ジェネシス招待 事前(15日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322yd(パー71)

タイガー・ウッズが7カ月ぶりのツアー復帰戦へ一抹の不安をのぞかせた。開幕前日のプロアマ戦は午前6時30分と早朝のスタート。冷たい強風が吹きつけ、日が昇ってもなかなか気温が上がらない厳しいコンディションの中で身を縮こまらせながらプレーした。

1Wは「ステルス プラス」(撮影/亀山泰宏)

出だし1番から握った1Wは「テーラーメイド ステルス プラス」のヘッドに「藤倉コンポジット VENTUS BLACK」のシャフトを装着。昨年12月に長男・チャーリーさんと出場したツアー外競技の「PNC選手権」と同じ組み合わせだった。

しっかりしゃがんでラインを読む場面も(撮影/亀山泰宏)

昨年11月には「ゴルフボールは打てるが、歩くのが痛い」と話していたように、4日間72ホールを歩いて回り切れるかがゲームを戦う上でのひとつのポイントになっている。2年前に自動車の単独事故で大けがを負った右足の運びは、左足に比べるとまだぎこちなさも残っている状態。特に傾斜地では、かなり慎重に歩みを進めている印象だ。

グリーン上でしっかりしゃがんでラインを読む動作は、3日目を終えて途中棄権した昨年5月「全米プロ」では見られなかったもの。回復途上にあることを感じさせつつ、この日の上がり2ホールはショットを打つことなく終えた。

クラブハウスへ向かう急勾配の階段を上る(撮影/亀山泰宏)

リビエラCCは、18番グリーンから急勾配の階段を上ってクラブハウスに向かう造りとなっている。前日14日にはジャスティン・ローズ(イングランド)が会見で「みんな、18番の階段をどうやって上るんだろうと思っているはず」と心配していた部分。カメラマンも気になって集まる中、確かな足取りで上り切った。

大会初日は世界ランク2位のロリー・マキロイ(北アイルランド)、同7位のジャスティン・トーマスと同組で午後0時4分(日本時間17日午前5時4分)に1番から出る。(カリフォルニア州パシフィックパリセーズ/亀山泰宏)

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