新4号のポイ捨て禁止看板リニューアル 宇都宮の鬼怒中生徒らが制作

設置された看板と生徒たち

 【宇都宮】道路の美化運動を推進している鬼怒中は15日、平出町の新4号国道寺内交差点上下線2カ所に設置していたポイ捨て禁止の啓発看板2枚をリニューアルした。

 同校は1992年度から「ピカピカクリーン大会」と称して道路の美化・緑化活動に取り組んでいる。看板は活動の一環で2007年に設置したが、老朽化したため取り換えることにした。

 新しい看板はいずれも木製で、横2メートル、縦1メートル。生徒会や美術部員が中心となって制作した。標語は生徒会が全生徒543人から募集し、3年北川(きたがわ)夏楓(かえで)さん(15)の「考えよう そのゴミのゆくえ 地球の未来」と3年沼田結衣(ぬまたゆい)さん(15)の「守ろう鬼怒地域の美しさ 次につなごう私たちのまち」を選んだ。図柄は美術部の2年岩崎叶佳(いわさきかなで)さん(14)と同砂田恵菜(すなだえな)さん(14)が担当した。

 この日は除幕式が行われ、生徒会代表のほか、標語と図案の考案者7人らが出席。同交差点下り線で看板を除幕し設置を祝った。

 標語考案者の北川さんは「ポイ捨てする前に自分の行動に責任を持ってほしいという思いを込めました」と話した。

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