グリーン上でチッピング披露も ショット安定の松山英樹は悔しいイーブン

1オンに成功した10番はグリーン上のチッピングでバーディにつなげた(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国男子◇ザ・ジェネシス招待 初日(16日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322yd(パー71)

松山英樹は3バーディ、3ボギーの「71」でプレーし、イーブンパーで暫定56位スタートとなった。

7カ月ぶりのツアー復帰で2組前を回るタイガー・ウッズへの大歓声を聞きながら、午後の1番からティオフ。507ydと打ち下ろしの短いパー5で2オンに成功するも、20mほどのロングパットが4m強オーバーして3パットのパーにとどまった。

狭くトリッキーなリビエラCCにあって、ティショットは57.14%(8/14)という数字以上に安定感を感じさせる内容だった。1アンダーで折り返した302ydの10番では3Wでしっかりと1オン。傾斜を挟んでピンまで20m近い手前側に置いた後、グリーン上でのチッピングを選択してバーディにつなげた。

ボギー直後の12番では、左奥のピンに向かって真っすぐ飛ばすアイアンショットで3mにつけた。最難関ホールでの見事なチャンスメークだったが、これを惜しくも決められずに天を仰いだ後もグリーン上で悔しがる場面が続いた。

グリーン上でフラストレーションをため込んだ(撮影/田辺安啓(JJ))

アイアンで絡めた16番(パー3)、レイアップからのウェッジショットで左奥ピンを攻めた17番(パー5)とも、バーディパットはカップをひと筋それた。貢献度を示すストロークゲインド・パッティングは「-3.343」でフィールド123位とフラストレーションをため込んだ18ホールを象徴する数字に。午前7時46分(日本時間18日午前0時46分)と早朝スタートの2日目へ、ホールアウト後はそのまま引き揚げた。(カリフォルニア州パシフィックパリセーズ/亀山泰宏)

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