G7閣僚会合に向け訓練 列車内での不審物対処 日光署など70人参加【動画】

G7閣僚会合開催を控え、東武日光駅で県警などが行った不審物対処訓練=17日午前10時50分、日光市松原

 6月に栃木県日光市で開催される先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合に向け、日光署などは17日、同市松原町の東武日光駅で不審物対処訓練を実施した。

 訓練には同署員や県警警備部、鉄道関係者、行政など関係機関から約70人が参加。同署の寺内富昭(てらうちとみあき)署長は「日光を訪れる関係各国の皆さまはもちろんのこと、市民、観光客など全ての皆さまの安全確保のため万全の体制で臨みたい」とあいさつした。

 訓練は東武鉄道の特急スペーシア車内に不審物が放置され、体調不良を訴える乗客がいるとの想定で行った。

 警察官や消防署員などが連携し、到着した列車から要救助者役を搬送。化学防護服を着た機動隊員が車内の不審物を探し、手際よく回収した。その後、車内の除染作業を実施するなど有事の際の対応を確認した。

防護服をまとい、列車内の座席下で不審物を検索する県警機動隊員=17日午前10時55分、日光市松原町

© 株式会社下野新聞社