TEAM ZEROONE、Z GT4とフェアレディZの2台体制でS耐参戦。メカニックチャレンジを充実

 2月17日、日産自動車/日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は2023年のモータースポーツ活動概要を発表した。これに合わせ、スーパー耐久シリーズに参戦するTEAM ZEROONEが参戦体制を発表した。今季はST-ZクラスにニッサンZ GT4のパイロットカスタマーチームとして参戦するほか、ST-3クラスのニッサン・フェアレディZニスモRCを継続投入。2台体制で参戦する。

 2022年からスーパー耐久シリーズに参戦しているTEAM ZEROONEは、ST-3クラスにフェアレディZニスモRCを投入した。注目すべきは日産自動車と日産自動車大学校が行うレース活動を通じた人財育成プログラム『NISSAN MECHANIC CHALLENGE』を行ったことで、全国の日産販売会社のメカニック、日産自動車大学校の学生がチームの一員として戦い、レースから経験値を得ていった。

 2023年に向けては、体制をさらに拡大。ニッサンZ GT4のパイロットカスタマーチームとしてST-Zクラスにも挑戦することになった。『NISSAN MECHANIC CHALLENGE』もさらに充実し、人財育成モータースポーツの新たな可能性を追求していくことになる。

 ニッサン/NMCからも発表されたとおり、ST-Zでは2022年にもTEAM ZEROONEで戦った富田竜一郎、名取鉄平を起用。さらに2022年のST-Zクラスチャンピオンのひとりである大塚隆一郎、そしてスーパーGT、スーパー耐久で活躍をみせる篠原拓朗を加えた。篠原はGT300で富田から多くを学んだ間柄で、ひさびさのチームメイトとなる。

 ST-3クラスでは、Aドライバーこそ未定であるものの、ニッサンのエースとも言える松田次生、さらにフェアレディZの経験も豊富な佐藤公哉、進境著しい若手の藤原大輝というラインアップに。「モータースポーツは人を育てる」という活動コンセプトのもと、日産販売会社のメカニック、日産自動車大学校の学生とともにチャレンジしていく。

 さらにTEAM ZEROONEでは、チーム力の向上をはかりニッサン/ニスモファン、フェアレディZファンの期待に応えるべく、チームのゼネラルアドバイザーとして柳田真孝を招聘することになった。柳田はレーシングドライバーとしての経験値を最大限に活かし、チームの総合力アップに貢献していくという。

 TEAM ZEROONEはスーパー耐久参戦に向け「NISSAN MECHANIC CHALLENGEとともに『ゼロをかたちにする』チャレンジ精神でチーム一同全力で戦います」としている。

TEAM ZEROONE

2023年スーパー耐久シリーズ参戦体制

26号車
チーム名:TEAM ZEROONE
マシン名:raffinée日産メカニックチャレンジZ GT4
クラス:ST-Z
チーム監督:河野初樹
チームゼネラルアドバイザー:柳田真孝
ドライバー:大塚隆一郎/富田竜一郎/名取鉄平/篠原拓朗
技術部門責任者:浅野真吾
マシンメンテナンス:TEAM ZEROONE

2023年のスーパー耐久に参戦するraffinée日産メカニックチャレンジZ GT4
2023年のスーパー耐久に参戦するraffinée日産メカニックチャレンジZ GT4
2023年のスーパー耐久に参戦するraffinée日産メカニックチャレンジZ GT4

25号車
チーム名:TEAM ZEROONE
マシン名:raffinée日産メカニックチャレンジZ
クラス:ST-3
チーム監督:河野初樹
チームゼネラルアドバイザー:柳田真孝
ドライバー:TBN/松田次生/佐藤公哉/藤原大暉
技術部門責任者:浅野真吾
マシンメンテナンス:TEAM ZEROONE

2022年スーパー耐久第7戦鈴鹿 raffinée日産メカニックチャレンジZ

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