パドレス・マチャド シーズン終了後にオプトアウトすることを明言

日本時間2月18日、パドレスのマニー・マチャドは今季終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を行使する予定であることを明言した。マチャドは2019年2月にパドレスと10年3億ドルで契約。今季がその5年目のシーズンであり、来季以降5年1億5000万ドル分の契約を残しているが、自身が契約したときからFA市場の状況が大きく変化していることを指摘。「まずは今季に集中する」としつつも、シーズン終了後にオプトアウト権を行使してFAとなり、改めて10年以上の長期大型契約を狙いたいと考えているようだ。

パドレスの正三塁手として活躍中のマチャドは現在30歳。昨季は150試合に出場して打率.298、32本塁打、102打点、9盗塁、OPS.897の好成績を残し、ナショナル・リーグのMVP投票ではポール・ゴールドシュミット(カージナルス)に次ぐ2位にランクインした。今年7月に31歳の誕生日を迎えるため、おそらく次に得る契約がキャリア最後の契約になると思われる。

マチャドはオプトアウトしたあとにパドレスと再契約する可能性を否定していない。パドレスは今オフ、ザンダー・ボガーツと11年2億8000万ドルで契約し、ダルビッシュ有と6年1億200万ドルで契約延長。マチャドはダルビッシュの契約延長について「あれは大きかった。昨季の彼のパフォーマンスはチームを支えていたからね。昨季プレーオフに進めたのは彼のおかげだよ。(6年契約は)彼にとって素晴らしいことだと思う」と話しており、必要な投資を惜しまないパドレスに対してポジティブな感情を持っているとみられる。

マチャドがパドレスと契約した2018年オフはFA市場が冷え込んでいる時期だった。ところが、今オフはボガーツのほか、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)が9年3億6000万ドル、トレイ・ターナー(フィリーズ)が11年3億ドルという大型契約をゲット。現在10年3億ドルの契約を結んでいるマチャドは「願わくば同じくらいの契約を得たい」と10年以上の長期大型契約を得ることを目論んでいる。複数の球団による争奪戦になることは間違いないが、来季マチャドはどの球団でプレーすることになるのだろうか。

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