ひざつき製菓の「えびせんべい」最高評価 栃木県の米菓で初

グランプリを受賞したひざつき製菓の「えびせんべい」

 米菓製造のひざつき製菓(栃木市城内町2丁目、膝附武男(ひざつきたけお)社長)の「えびせんべい」が、食品・食材評価制度「ジャパン・フード・セレクション」(JFS、日本フードアナリスト協会主催)第60回審査で最高評価のグランプリを受賞した。同社によると、栃木県の企業が米菓でグランプリを受賞するのは初めて。

 えびせんべいは1994年に発売したロングセラー商品。香り豊かな小エビを練り込み、エビのエキスなどで味付けした生地を独自製法で焼き上げた。食品関係者から推薦され、同制度に初めて出品したという。

 審査では、懐かしく素朴な味わいでエビの風味をしっかり感じられ、歯ごたえも柔らかく、高級えびせんべいに匹敵する味わい-などと評価された。

 膝附社長は「食の専門家の皆さまから『おいしい』と評価され、大変うれしい。エビは東アジアで広く好まれるフレーバーなので、アジア圏域への輸出にも力を入れ、日本のおいしさを発信したい」と話した。

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