福井県永平寺町の曹洞宗大本山永平寺で2月18日、新たに修行に入る僧侶の「上山(じょうざん)」が始まった。新参僧は雪が積もる境内を進み、山門の前で修行への覚悟を示した。
午前8時ごろ、網代がさをかぶり、黒い法衣、白い脚半を身に着けた「一番上山」の7人が、山門前に横一列に並んだ。先輩の僧侶が訪れた目的を問い、新参僧は「修行に来ました」「ご恩に報いるため」などと答え、門を通された。
⇒福井県永平寺町のニュース一覧
新参僧は主に20代前半で、1~6年ほど修行する。上山は3月中旬まで続き、全国から約60人が入門する。