走る「恐竜」見て笑って楽しんで 瀬戸内で3月、県内初レース

「成獣」の部で使われる恐竜の着ぐるみ

 恐竜の着ぐるみを着てグラウンドを疾走する「第1回ティラノサウルスレースinせとうち」が3月21日、瀬戸内市で開かれる。新型コロナウイルス禍で我慢を強いられた子どもたちを笑顔にしようと市民有志による実行委員会が企画。参加者を募集している。

 同様のレースは昨年4月、鳥取県大山町で行われたのを機に、北海道から鹿児島県まで各地で実施。瀬戸内市では、保育園を経営するNPO法人と、県内のラジオ体操愛好家グループのメンバーが実行委を組織した。岡山県内の開催は初めてという。

 レースは「成獣」(中学生以上)と「幼獣」(小学生以下)の2部門。「成獣」は空気で膨らますポリエステル生地のティラノサウルスの着ぐるみを各自で用意し、「幼獣」ではポリ袋や画用紙などで恐竜のコスプレを手作りした上で、当日はそれぞれ身に着けて約70メートル走る。手作りコスプレのワークショップなども予定されている。

 実行委は「恐竜の姿で悪戦苦闘しながら走る姿を見て、笑って楽しんでほしい」と来場も呼びかけている。

 会場は同市邑久町豊原の邑久浄化センター生涯スポーツ広場。出場できるのは県内在住者のみで、定員は各部20人程度。3月15日まで専用のホームページで募集し、定員になり次第締め切る。参加費は中学生以上が千円、小学生以下無料。

 問い合わせは実行委(setouchi.tyranno@gmail.com)。

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