栃木県内のアスパラガス生産農家で、甘みや柔らかさなどが特長の「春芽」の収穫作業が始まった。
栃木市宮田町の「早乙女ファーム」では、ハウス8棟で「ウェルカム」という品種を栽培。22日も暖かく多湿なハウス内で、早乙女恵子(そうとめけいこ)代表(65)が作業に当たった。成長したアスパラガスの長さを測り、28センチほどに伸びたものを手際よく切り取っていった。
今年は日中の暖かさなどから、例年より10日ほど早く発芽。味が濃く身が締まり、出来は良好という。早乙女さんは「有機肥料をたっぷり与えているので柔らかく甘い。収穫は7年目。お客にも『おいしいアスパラ』と認識してもらえるようになった」と話した。
春芽の収穫は4月中旬ごろまで続き、同市や壬生町の直売所やスーパーなどに出荷される。