学内で「カーシェア」 長崎国際大が導入 よりよい学園生活を後押し

スマホで利用ができるカーシェアの車両=佐世保市、長崎国際大

 長崎県佐世保市ハウステンボス町の長崎国際大は21日、学内でカーシェアの運用を開始した。トヨタレンタリース長崎(長崎市)と契約し、導入。福利厚生やSDGs(持続可能な開発目標)の推進の一環として、学生と教職員を対象にサービスを提供する。
 5人乗りの普通乗用車2台をレンタルする。専用アプリをスマートフォンにダウンロードし、大学専用の設定で利用するシステム。スマホで予約、利用、返却作業ができる。料金は通常より安く設定されており、15分ごとに150円(通常220円)。燃料代は6時間まで無料。最長3日間の利用が可能となっている。
 車両には給電システムを装備。大学敷地内にある体育館は、佐世保市から地域の避難所に指定されており、緊急時のインフラとしても役立てる。
 安東由喜雄学長は「学生の買い物にも役立つ。より充実した日常、学園生活を送れるようになることを願う。大学は避難所になっており、スマホの充電ができるなどの利点もある」と話している。


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