転勤や職場の雰囲気は?学生が福井県内企業を研究 就活本格化前に「ステッピング2024セミナー」

企業の担当者から説明を受ける学生たち=2月22日、福井県産業会館

 2024年春卒業予定の学生を対象とした「ステッピング2024合同企業研究セミナー」(福井新聞社主催)は2月22日、福井県産業会館(福井市)で開かれた。3月から本格化する就職活動を前に、学生330人が県内企業の採用担当者の説明に真剣に耳を傾けた。

 福井商工会議所の企業ガイダンスと合同で開催。県内に本社や事業所がある156社がブースを構えた。

 各企業の担当者は業務内容や福利厚生などを説明。内勤と外勤の違いや業務実績を示しながら自社の魅力をPRした。学生からは育児休暇の取得率や転勤の有無、職場内でのコミュニケーションの取りやすさなどの質問があった。

 来春に若干名の採用を考えている製造加工業の社長は「少しずつオンラインの面談から対面へと変化してきている。直接話が聞けるなら、会社を訪問して会社との相性を確かめた方がいい」と話していた。福井県立大学3年の男子学生は「メーカーや製造業への就職を考えているが、今回ブースを巡って、他の選択肢も考えるきっかけになった」と意欲を示していた。

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