春先の風物詩 北帰行「マナヅル」の羽休め 壱岐で確認

羽休めをするマナヅル=壱岐市、夕部新田

 鹿児島県の出水平野で越冬し繁殖地のシベリアなどに北帰行するマナヅルが羽休めする姿が長崎壱岐市内で確認、春先の風物詩にもなっている。野鳥の観察を続けている壱岐自然塾の永村春樹会長(52)によると「マナヅルはおおむね2月いっぱい」という。
 今年は13日に約70羽を同市石田町の夕部新田で初めて確認。15日もほぼ同数の餌をついばむ姿などが見られた。同日は郷ノ浦町の木田田原でも約100羽の姿を確認した。
 永村さんによると「その後ナベヅルの北帰行が本格的に始まるようだが、壱岐ではほとんど観測できていない」と話した。


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