グラバー園で「巨大ガチャ」回そう! ガーデンショップをリニューアル

リニューアルの目玉、巨大ガチャを回す田上市長=長崎市、グラバー園

 長崎市南山手町のグラバー園は園内のガーデンショップをリニューアルし、23日、記念セレモニーを開いた。同ショップには売店とカフェがあり、売店の入り口には高さ約2.6メートルのガチャガチャ(カプセル自動販売機)が新たにお目見えした。
 同園の指定管理者、長崎南山手グラバーパートナーズ共同事業体が長崎の魅力ある商品を世界に発信しようと大幅に改装。売店には、軍艦島やオランダ坂をイメージした菓子やパスケース、クリアファイルなど計500点を順次置く予定。目玉の巨大ガチャは、日本初の双方向回転システムを搭載した。
 セレモニーには、田上富久市長や同事業体の吉田昌敬代表ら約40人が出席。田上市長は「コロナの時期、観光業は一番、痛手を受けたが、次の時期に備える投資をする姿勢がすばらしい。市として応援したい」とあいさつ。市長と吉田代表が巨大ガチャを回し、参加者はその大きさに見入った。
 巨大ガチャで緑色の熊のぬいぐるみを手に入れた同市東琴平町の鮫島和夫さん(76)は「かじをぐるぐる回せるのが面白い。ぬいぐるみは孫がとても喜ぶと思うのでプレゼントしたい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社