「新時代に道筋できた」朝長市長、最後の施政方針 佐世保市議会

最後の施政方針で「新時代に対応したまちづくりへの道筋を付けることができた」と述べる朝長市長=市議会議場

 定例佐世保市議会が24日開会。今期で退任し、最後の定例会となる朝長則男市長は施政方針で「新時代に対応したまちづくりへの道筋を付けることができた」と述べ、「変化を恐れずチャレンジ」し続けた4期16年を振り返った。
 朝長市長は、地方創生の視点から「仕事」「人」「まち」「暮らし」の四つの柱を掲げ、工業団地の整備やハウステンボスの再生支援、名切地区再整備などに取り組んできたと説明。地域課題が多様化する中、「挑戦の先の進化を信じて着実に進めてきた」と述べた。
 県と市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設事業にも言及。「公約の中で唯一、実現に至らないまま任期満了を迎え、断腸の思い」とし、新市長の下での進展を期待した。
 本会議では会期を3月20日までの25日間と決めた後、総額1194億4300万円の2023年度一般会計当初予算案などの議案を上程した。一般質問は3月2、3、6、7日で計20人が登壇する予定。

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