運転代行、最低料金制定を NJDUの新立理事(平戸) 県内同業者に加盟呼びかけ

 昨年設立した運転代行業の新たな全国組織「一般社団法人新日本運転代行連盟」(NJDU、上野真理事長)が、都道府県単位での最低利用料金条例の制定などを目指し、各地で動き出している。NJDU理事を務める平戸市田平町の運転代行業代表、新立貴博さんは同業者に加盟を呼びかけている。
 運転代行は全国7千~8千の業者があるが、産業分類で「その他生活関連サービス業」とされ、法律上の地位があいまい。既に二つの業界団体があるが、持続可能な業界の基盤整備を求め、有志が昨年11月、NJDUを設立した。
 新立さんは「低料金をうたい集客する一方、スタッフの処遇は劣悪で離職者が相次ぐ事業所もある。健全経営の事業所が値下げ競争に巻き込まれ疲弊している」と現状を訴える。27日に開かれる本県の運転代行業者の会合で、NJDUの活動を紹介する。
 入会金3千円。正会員は月3千円、賛助会員年3千円。問い合わせはNJDU本部(電058.213.8005、https://www.facebook.com/untendaikou.union)へ。

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