コレルがBコープ取得 長崎・壱岐でワーケーション施設運営 日本企業では18社目

Bコープ(画面左)とコレルのロゴを示す中村代表取締役=壱岐市芦辺町、アシベ・リビング

 長崎県壱岐市芦辺町でワーケーション施設アシベ・リビングを運営するコレル(讃岐谷真之CEO)が、環境や社会に配慮した公益性の高い企業に対する国際認証「Bコーポレーション」(Bコープ)を取得した。日本企業では18社目。
 Bコープは米国の非営利団体「B Lab」が、環境や社会に配慮した事業を行い、透明性や説明責任など定められた基準をクリアした企業に与える民間認証。BはBenefit(利益)の意味。
 コレルは主に人事コンサルティング、人事業務支援など職場の信頼関係の状態測定や組織診断などをして、良い職場と組織づくりをサポートしている。
 讃岐谷CEOと共同創業者の中村駿介代表取締役は2020年、コレルを立ち上げるにあたり、ビジネスとして持続性、働く人、地球環境を含めて、受け入れてくれた地域社会に対して事業活動の結果としてお返しができる会社をつくろうと考えたという。Bコープと理念が重なるとして取得を目指した。
 中村代表取締役は「今後、島外の企業・会社などに来ていただき、壱岐の地域を回りながら問題点など見ていただいた上で、企業活動として地球環境や地域貢献などを考えるワークショップなども開きたい」と話した。

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