布津小5年生3人が入選 現代学生百人一首・小学生の部 「入選100首」にも長崎県から3作品

現代学生百人一首・小学生の部の入選10首に選ばれた中野さん、山下君、渡部さん(左から)=南島原市、布津小

 東洋大が主催する「第36回現代学生百人一首」で、南島原市立布津小5年の中野怜緒那(れおな)さん(11)、山下秀真君(11)、渡部ひなたさん(11)の3作品が小学生の部入選10首に選ばれた。
 入選作品は「タブレットを開いてみるといつのまに国語の課題返ってきている」(中野さん)、「おじいちゃん天国からの里帰りお酒もついで待ってるからね」(山下君)、「夏の空ながるる雲の形見てどんどんうかぶ好きな食べ物」(渡部さん)。
 中野さんは「初受賞でうれしい」、山下君は「受賞しないと思っていた」、渡部さんは「頑張って書いて良かった」とそれぞれ喜びを語った。
 学生百人一首には、小学生から大学生までの6万5966首(うち小学生280首)が応募。「学生のものの見方・生活感覚」を基準に、入選100首、小学生の部は同10首を選んだ。
 入選100首には、佐世保市立日野中1年の桒野(くわの)良輔さん(13)の「暮れなずむ橙色のいい眺め少し長めの親子の会話」、同、庄﨑あかねさん(13)の「耳澄まし今の世界の音を聞く平和を祈る原爆忌の日」、長崎女子高2年の益柚妃(ゆずき)さん(16)の「あの頃はルーズソックスミニスカで楽しかったと母はつぶやく」が選ばれた。
 日野中は優れた作品を応募した学校に贈られる「特別賞」(全国から計5校)を受賞した。

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