「子育てに正解ない」プロ野球独立Lの選手兼任監督・西岡さん 平戸で生涯学習講演会

野球や子育てについて語る西岡さん=平戸文化センター

 「夢の実現に向けて」をテーマにした平戸市民生涯学習講演会(市主催)が23日、岩の上町の平戸文化センターであった。プロ野球独立リーグ、北九州下関フェニックス選手兼任監督の西岡剛さん(38)が野球人生や子育てについて「子育てに正解はない。親がある程度、レールを敷くことが大事」と話した。
 フェニックスは2022年から独立リーグ九州アジアリーグに参戦。同年、平戸でキャンプと公式戦を実施した縁で、平戸商工会議所青年部が西岡さんに講演を依頼した。フェニックスは今年も3月1日まで市内でキャンプをしている。
 講演会は市民ら約200人が聴講。市内の少年野球チームの選手から事前に寄せられた質問に答える形式で、西岡さんは「親は子どもの性質とどう向き合うかだと思う」「スケジュール通りではなく、自分で考えて練習することが大切」などとアドバイスした。
 講演会の前には、平戸商議所青年部主催の少年野球教室が鏡川町の市総合運動公園赤坂野球場であった。フェニックスの中村道太郎主将(30)ら選手15人が、市内4チーム、計約70人にキャッチボール、守備、走塁、打撃などの基本を指導した。

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