野球部員が献血呼びかけ 佐世保北高生が街頭で 「若年層の献血が課題」

「献血で助かる命があります」と献血への協力を呼びかける佐世保北高野球部員=佐世保市、四ケ町アーケード

 県立佐世保北高野球部員が2月26日、佐世保市上京町の県赤十字血液センター西海出張所(献血ルーム「西海」)で献血し、街頭で献血への協力を呼びかけた。
 主将の中川丞太郎さん(17)が、課外授業の献血セミナーで若者の献血者が減少していることを知り、部員に献血企画を呼びかけた。野球部の1、2年生計14人が参加。初めての献血を体験し、四ケ町アーケードで「献血で助かる命があります。協力をお願いします」と街頭活動をした。
 中川さんは「高校生でも社会に貢献できる。若い人も協力してほしい。野球部のPR、部員増につなげたい」と意気込み。同出張所の鹿摩賢士さん(35)は「この冬場、新型コロナウイルス、雪の影響で献血者数が減少している。若年層の献血が課題。同世代が訴えれば伝わりやすい」と話した。

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