サンフレ広島 ルヴァン杯 連覇へ白星発進 ラスト15分の逆転劇 新11番・満田 今季 初ゴール 37歳 青山も躍動

サンフレッチェ広島が大逆転勝利です。なんと、ラスト15分で3得点しました。

石田充アナウンサー
「ユニホームに輝く4つ目の星。ルヴァンカップ優勝の証です」

ルヴァンカップ グループC 第1節 広島vs.横浜FC

ルヴァンカップ連覇へ向けての初戦。前節からスタメン全員を入れ替えた中、キャプテンマークを巻いたプロ20年目の 青山敏弘は、今シーズン初出場でした。

そして、この日がプロデビュー戦となったDFの 山﨑大地。広島・廿日市出身の大卒ルーキーは、家族が見守る中で迎えた前半28分、キャプテン青山のクロスに頭で合わせます。惜しくも枠の外でしたが、攻守に存在感を見せます。

サンフレッチェ広島 山﨑大地 選手(22)
「やっとこの舞台に立てたといううれしい気持ちが1番でした」

しかし、先制を許す展開となり、迎えた後半16分、スキッベ監督は、満田誠 と 川村拓夢 を投入します。

交代策が的中したのは後半30分。新加入の 志知孝明 のクロスからゴール前の混戦となり、鮎川峻、青山、川村が粘り、最後は満田! 背番号11となっての初ゴールで追いつきます。

サンフレッチェ広島 満田誠 選手
「公式戦で1点取るというのは、攻撃の選手にとっては大きいものだと思うので。この思い切りを忘れず、リーグ戦でも積極的に仕掛けたり、シュートを打っていこうかなと思います」

その5分後。満田がけったコーナーキックに合わせたのは、途中出場の 佐々木翔 でした。この日は、青山にキャプテンを譲りましたが、頼りになる男のゴールで勝ち越します。

後半43分には、山﨑のロングフィードから満田が抜け出します。最後は相手のオウンゴールを誘い、3点目。これぞ王者の底力。終盤の逆転劇で今シーズンの公式戦 初勝利を手にしました。

サンフレッチェ広島 青山敏弘 選手
「自信を持っていいと思います。勝点3を取れなかった3試合がありましたけど、試合内容を見れば圧勝していますし、それを勝ちにつなげるだけだと思うので、次は勝ちたいと思います。だいじょうぶです」

― ベテランも、若手も、スタメンも、途中出場の選手もみんなが活躍してつかんだ初勝利でした。けがから復帰して約1年ぶりの出場だった 鮎川峻 もスキッベ監督は高く評価していました。次は、リーグ戦初勝利を目指し、日曜にアウェイのガンバ大阪戦があります。

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