歌とダンス磨き紅白に「純烈」新メンバー 岩永洋昭(波佐見出身)

「いつか古里の波佐見町で凱旋ライブを開きたい」と語る岩永=長崎新聞社

 人気歌謡コーラスグループ「純烈」の新メンバー、東彼波佐見町出身の岩永洋昭(43)がこのほど長崎新聞社を訪れ、新曲をPRするとともに現在の活動や今後の抱負などを語った。
 純烈は、元戦隊ヒーロー出身の俳優らでつくる4人組で「スーパー銭湯アイドル」の異名を持つ。
 岩永は大学生時代に福岡県でモデルにスカウトされ、卒業後上京し俳優としても活躍。「仮面ライダーオーズ」のバース役も務め、最近では映画「ひみつのなっちゃん」などに出演している。
 岩永は、卒業したメンバーに替わり、ボイストレーニングやダンスのレッスンを経て今年1月に加わった。その頃はマイクを持つ手が震えるほど緊張したという。「徹子の部屋」などテレビ番組への出演も増えた。「全国を飛び回り、目の回るような生活へと激変したがうれしいし、ありがたい」と語る。旅先でも自慢の腹筋を鍛え続けているという。
 先月リリースしたニューシングル「だってめぐり逢えたんだ」について「新生純烈をアピールし、マダム層だけでなく、若い世代や男性にも聴いてもらえるような曲」とPR。Bタイプのカップリング「汐風(しおかぜ)ららばい」は岩永がソロで歌っている。
 岩永はひとりで育ててくれた母のために家を建てる目標があったが、母は2019年に他界し実現はならなかった。「汐風ららばい」はそんな岩永の思いが詞や曲に込められ、ステージで歌いながら涙がこぼれたこともあるという。
 岩永は「もっと歌とダンスを磨き、NHK紅白歌合戦に出場したい。いつか生まれ育った波佐見町で祭りみたいな凱旋(がいせん)ライブを実現し、古里に恩返ししたい」と抱負を語った。
 「だってめぐり逢えたんだ」(日本クラウン)は1400円。


© 株式会社長崎新聞社