職員が殴り利用者がけが 特別養護老人ホームの新規受け入れ3か月停止処分 広島市

広島市は、市内の特別養護老人ホームで男性介護職員が施設の利用者を殴ってけがをさせたとして、この施設に対して新たな利用者の受け入れを3か月間停止する行政処分を行いました。

行政処分を受けたのは、広島市東区の特別養護老人ホーム「へさか福寿苑」です。

広島市によりますと、去年7月下旬、40代の男性介護職員が、ショートステイを利用していた70代の女性に対して、首根っこを押さえて強引に部屋に連れ戻しました。また、去年9月にはこの女性を殴ったり、平手打ちをしたりして顔面や両腕、胸にけがを負わせたということです。別の職員があざに気づいたことで発覚し、施設側が広島市に報告していました。

広島市は、利用者への身体的虐待は介護保険法に違反するとして、この施設に対してことし5月から7月までの3か月間、新たな利用者の受け入れ停止を命じる行政処分を行いました。

© 株式会社中国放送