【独自】「事態の深刻さを再認識するよう」消防局長に静岡市長が異例の訓戒と前例のない特別指導 不祥事相次ぎ

静岡市の田辺信宏市長が不祥事が続く静岡市消防局の局長に対して、訓戒処分とし、前例のない特別指導を行っていたことが明らかになりました。

静岡市消防局をめぐっては、殉職者が発生する事故が続いたほか、2022年11月に元課長が飲酒運転の容疑で逮捕、2023年3月には自宅に放火した疑いで消防士が逮捕されるなど、不祥事が相次いでいます。

関係者によりますと、田辺市長は静岡市消防局の秋山義隆局長に対し、「非常に遺憾であり、事態の深刻さを再認識するよう」3月15日付けで訓戒処分としました。加えて、組織の再構築や大胆な改革への取り組みなどを求めて、前例のない特別指導を行ったということです。

文書では、昼夜問わず対応している隊員の活動やそれを支える職員について高く評価する、とも添えています。

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