書道家さおりさんが手ほどき 大田原野崎中

書道家さおりさんが指導した親子書道教室

 【大田原】野崎中で15日、県教委が主催するとちぎ未来大使「夢」講座が開かれ、とちぎ未来大使の書道家さおりさんが「私の夢と生き方」と題する講話と親子書道教室を行った。

 新型コロナウイルスの影響で延期になっていた同校の立志式に合わせて開催され、2年生と保護者約40人が参加した。さおりさんは講話で、中学時代の経験や書道家の仕事内容などに触れ、「チャンスは平等にある。興味を持ったことを地道に続けてほしい」と、生徒にエールを送った。

 講話後に行われた親子書道教室で生徒は、本年度の学級目標である「気」をテーマに、「根気」や「気づき」などの文字を保護者と協力しながら書き上げた。さおりさんが「余白の残し方が上手」「大きく書けていて素晴らしい」などと声をかけると、生徒はうれしそうな表情を浮かべていた。

 「活気」の文字を書いた2年の伊藤柚季菜(いとうゆきな)さん(14)は「書道は苦手だけど、字を褒められてうれしかった。将来の夢はまだ決まっていないけど、好きなことを地道に続けていきたい」と話した。

 

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