ガラスびんアワード「ゴトジン」最優秀賞 ツバキのモチーフ表現

GOTOGIN(五島つばき蒸溜所提供)

 優れたデザインや機能のガラス瓶を表彰するコンテスト「ガラスびんアワード2023」の授賞式が17日、東京都内であり、五島市でクラフトジンを製造販売する「五島つばき蒸溜(じょうりゅう)所」の「GOTOGIN(ゴトジン)」が最優秀賞に選ばれた。
 日本ガラスびん協会(東京)が主催し、19回目。今回は約250本のガラス瓶を対象に、作家や俳優として活躍するリリー・フランキーさんとフリーアナウンサーの富永美樹さん、消費者代表らが審査。「ゴトジン」は「ガラス瓶本来の美しさでツバキのモチーフを見事に表現。見て美しく、手に取って気持ちいい。ガラス瓶の可能性を突き詰め、質実なデザインにまとめた」などと評価された。
 リリーさんが同蒸溜所の門田邦彦代表取締役にトロフィーなどを授与。門田さんは「五島は慈しみの島という印象。ボトルはツバキの花でアロマを包むことを表現し、大切なものを守り続けたいとの思いを込めた」などと語った。
 同蒸溜所は、門田代表取締役ら3人が酒類大手を退職して五島市に移住し、昨年12月に開業。原酒の香りづけに同市に多く自生するツバキの種を使っている。

リリーさん(中央左)からトロフィーなどを受け取った門田代表取締役(同右)ら=東京都千代田区、如水会館

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