親子でカキの収穫通し、漁業の大変さ実感 「ながよグリーン・ツーリズム」

殻を掃除中のカキを手に笑顔を見せる参加者=大村湾

 西彼長与町で11日、カキの収穫体験があり、親子連れなどが養殖カキの殻の掃除作業を通して、地元の食への理解を深めた。
 町などが進める「ながよグリーン・ツーリズム」の一環で、大村湾漁協が中心となり開催。斉藤郷の町海洋スポーツ交流館前を発着点に10組23人が参加した。
 参加者は養殖カキの育て方を教えてもらった後、地元漁師の小型船に乗り込み長与港を出発。養殖いかだに着くと、海中から引き揚げられたばかりのカキの塊をヘラなどで一つ一つ分離し、付着した汚れを丁寧に掃除していった。
 母親と参加した長与中1年の野中莉乃さん(13)は「海藻やフジツボがびっしり付いていて、こんなに大変な作業だとは思わなかった。漁業者さんたちはすごい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社