長崎県平戸市は本年度、介護サービスを受けずに自立した生活をしている101歳以上の市民をたたえる「健康ご長寿表彰制度」を創設。初の対象者、同市敷佐町の山本シズ子さん(101)に表彰状と報奨金を贈った。
同市の高齢化率は県内自治体で3番目に高い41.7%(昨年3月末現在)。表彰制度は▽満年齢の誕生日時点で在宅の101歳以上▽介護保険法に基づく要介護・要支援認定、サービスを受けていない▽市民税、介護保険料の滞納がない-の3項目を全て満たす人が対象になる。
山本さんは1922(大正11)年3月生まれ。現在の佐世保市鹿町町出身で、結婚、出産を機に48年から平戸の自宅で暮らす。同居する長男の正博さん(75)によると、炊事洗濯などは自分でできる。耳が遠くなり、足腰が弱ってきているが記憶はしっかりしており、6週間に1度の検診では毎回「異常なし」という。
26日は黒田成彦市長が山本さん宅を訪問。表彰状などを手渡し、「今後も市民のお手本で居続けてほしい」と祝福。シズ子さんは「(祝って)いただいてありがとう。これからもお世話になります」とお礼を述べた。
101歳表彰 健康ご長寿の山本さん 長崎県平戸市、制度導入後初
- Published
- 2023/03/31 10:17 (JST)
- Updated
- 2023/04/01 13:25 (JST)
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