病院内で女性職員触るセクハラ、課長級職員を停職処分 福井県の市立敦賀病院「信頼損ないおわび」

市立敦賀病院=福井県敦賀市三島町1丁目

 市立敦賀病院(福井県敦賀市)は3月31日、女性職員にセクハラ行為をしたとして、事務局の課長級の男性職員(53)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。同日付。

 同病院によると、男性職員は2021年12月~22年4月、勤務時間中に院内で複数回にわたって同じ女性職員の尻を触るセクハラ行為をした。

 女性職員が今年1月に同病院のハラスメント相談窓口に相談し発覚。男性は事実を認め、反省の弁を述べているという。監督責任を問い、21年度当時と現在の事務局長を訓告とした。

 4月中に全職員を対象にハラスメント防止研修を開くという。太田肇病院事業管理者・院長が会見を開き「当院に対する信頼を大きく損なってしまい深くおわびする」と陳謝した。

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