井上監督招聘 西彼杵高女子バレー部 「新たな伝統つくりたい」 西海市役所で歓迎

あいさつをする井上監督(右)=西海市役所

 3月末で九州文化学園高(佐世保市)を退職し、今月から長崎県立西彼杵高(西海市大瀬戸町)の女子バレーボール部の外部監督に就任した井上博明氏らを歓迎するレセプションが5日、西海市役所であった。
 市は近年、学校や地域の活性化に向けたスポーツ振興を掲げる。井上監督の招聘(しょうへい)に合わせ、5年間休部していた同部の活動を再開。井上監督と出野久仁子コーチは市スポーツ専門指導員の非常勤職員で雇用。新2、3年部員17人は九州文化学園高から西彼杵高に転校した。
 レセプションで市バレーボール協会の有川勝也理事長は「市民と共に応援していただければ心強い」とあいさつ。杉澤泰彦市長は「市内3高校の魅力向上に取り組んでおり、大きな力になる」と歓迎した。
 井上監督は「まだ成し遂げていないことがある。全国大会初出場で初優勝だ」と語り、部員代表の新3年、市川すみれさんが「九文の伝統を継続しつつ、西彼杵でも新たにいい伝統をつくっていけるように頑張る」と抱負を述べた。
 同部は3日から、学校近くの大瀬戸総合運動公園体育館で本格的な練習を始めている。


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