党派超え、女性視点で未来考える 女性議員4人がグループ結成 矢板市議会

 【矢板】党派を超え「女性の視点」で矢板の未来を考えようと、23日投開票の市議選で当選した女性議員4人が27日、新議員グループ「クローバー」を結成した。市議会事務局によると、同市議会で女性議員のみのグループ結成は初めて。

 メンバーは斎藤典子(さいとうのりこ)、榊真衣子(さかきまいこ)、高瀬由子(たかせゆうこ)、渡辺英子(わたなべひでこ)の4人。女性活躍の機運の高まりを背景に高瀬氏(3期目)が新人議員3人に呼びかけた。4人は対等な関係として代表は置かず、市民の声を聞くサロン開催など柔軟に活動する。

 同市では3月、先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合の日光市開催を記念した「女性議会」が開かれた。高瀬氏は「女性市議が少なかった時代にはできなかった。議員活動が身近に感じられるよう勉強会などもやっていきたい」と話した。

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