豊後高田市に「真玉海岸恋叶♥ゆうひテラス」オープン 夕日望む観光交流拠点【大分県】

真玉海岸にオープンした観光交流拠点施設=豊後高田市
屋上展望台から望む夕日

 【豊後高田】豊後高田市臼野に、市の観光交流拠点「真玉海岸恋叶(こいかな)♥ゆうひテラス」がオープンした。「日本の夕陽百選」に認定された真玉海岸の夕日が望める絶好の場所で、市内の昭和の町と長崎鼻(見目)を結ぶ恋叶ロード(国道213号)の中間にある。レストランや屋上展望台を備え、新しい観光スポットとして期待されている。

 旧施設の老朽化に伴い、市が約2倍の広さに建て替えた。鉄筋で2階建ての交流棟、シャワー棟(計約410平方メートル)がある。総事業費は約3億3千万円。施設名は全国公募した121件から選んだ。

 28日にオープン記念式典があり、工事関係者や真玉地域の自治委員ら約20人が出席した。佐々木敏夫市長が「新型コロナウイルス禍前の活気を取り戻す起爆剤になってほしい」とあいさつ。安東正洋市議会議長、西国東商工会の宗勝文会長が祝辞を述べた。

 交流棟1階の飲食店「SOBA CAFE ゆうひ」では、市特産のそばをメインとした食事やスイーツを味わえる。2階の多目的室は1時間310円(冷暖房使用の場合は510円)で貸し出す。どの部屋も海に面している。

 展望台は三脚を置いて夕日を撮影できるようにスペースを広くした。シャワー棟にはカヌーなどを保管できる倉庫がある。

 市商工観光課は「一面の海の景色とともに特産品を楽しめる。多目的室で地域のイベントを開くなど交流拠点としても活用してほしい」と話している。

 飲食店の営業は午前10時(食事は同11時)~午後7時。毎週火曜と第2、4水曜が休み(祝日を除く)。 

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