「元気に育って」泣き相撲 子どもの日 広島護国神社

境内には、元気な泣き声が響きました。5日、広島市の神社でこどもの日恒例の「泣き相撲」が行われました。

広島護国神社です。「泣き相撲大会」は、子どもの健やかな成長を願って開かれます。生後6か月から1歳半までの赤ちゃん力士が土俵に上がり、先に泣いた方に軍配が上がります。

坂本可織 記者
「けさは雨もパラつき、天候が心配されましたが、多くの人が詰めかけています」

行司の声かけを相図に対戦が始まります。土俵に上がるとすぐに泣き出したのは、1歳2か月の陽翔(ひなと)くんです。

陽翔くんの父
「期待通りに応えてくれたんでね、ひなちゃん。元気に育ってくれると思う」

陽翔くんの祖父
「初孫ですので、もうずっと見てるだけでも飽きないですね」

「泣く子が育つ」のことわざにならって行われる泣き相撲。すぐに泣き出す子もいれば、行司に何度も大きな声をかけられても、平気そうな顔…。

最後には笑顔の開智(かいち)くんです。

開智くんの母
「真顔で行司さん見ていたのには驚きました。笑顔いっぱいの人生になってくれたらいいなと思います」

開智くんの祖父
「いつも良い子ですから泣きません。この調子ですから」

およそ700人の赤ちゃん力士の取り組みに、境内は家族の声援や笑い声に包まれました。

スウェーデン出身
「日本の伝統的な文化なので参加したかった。上の子にも参加させたかったが、ちょうどコロナで参加できなかった。とにかく優しい子になったらいいなと思います」

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