5月10日の「五島の日」を記念し、長崎県新上五島町小串郷の町立北魚目小体育館で7日、交流イベント「大漁旗でつながろう、島の内と外」が開かれた。約千人が訪れ、ワークショップや取れたての鮮魚即売会などでにぎわった。
町民らでつくる団体、新上五島町・島よかとこ行ってみ隊(柴田勝重会長)が主催。多くの人を島に呼び込もうと、同団体は昨年11月、豊漁を知らせる大漁旗のデザインを全国に公募。県内外から494点の応募があり、優秀作品13点を選んだ。
イベントに賛同したタレント、さかなクンらのデザインを大漁旗(縦1メートル、横1.5メートル)に仕上げ、優秀作品とともに当日、会場に展示。全作品の原画も張り出した。
ワークショップでは、参加者が海洋プラスチックごみからキーホルダーづくりに挑戦。名物の「アゴ」をかたどったアゴ紙飛行機競技会や伝統芸能の上五島神楽の特別公演などもあった。
優秀作品に選ばれた町立有川中2年、野口絢加(あやか)さん(14)は「タイと荒々しい波を描くのに力を入れた。家族や先生たちからも、すごいと褒められた」とうれしそうに話した。
作品は13~14日、20~21日(午前10時~午後2時)も同体育館で観覧できる。