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長崎県内のグルメ・おでかけ情報などを交流サイト(SNS)で発信するインフルエンサーが集まり、情報共有に取り組むコミュニティー「Nagasaki Connect」(ナガサキコネクト)が発足した。県内で活動する19人(16日現在)で構成し、合計フォロワー数は20万人超。それぞれのノウハウを持ち寄り、長崎の魅力発信の強化を目指す。
結成は4月30日。この日、インスタグラムで「ナガサキコネクト」のアカウントもスタートした。メンバーは学生、主婦、教育関係者…と職業などもばらばら。長崎の食や観光スポットなどを取り上げた投稿もママ目線や社会人に役立つ情報など個性がある。メンバーが個々に発信しているSNSの中から、多くの人に知ってほしい情報をナガサキコネクトのアカウントでも発信する。
構想が動き出したのは1月。現在のメンバーの一人が、SNSでの商品紹介などを依頼する企業との付き合い方について、別のメンバーに相談したのがきっかけ。SNS活用に慣れていない企業などとは、依頼や価格設定の認識にギャップがあった。そこで、インフルエンサー同士が共通の悩みの解消や相談ができる環境を作り、企業にとっても窓口にもなれる場所を作ることにした。
ナガサキコネクトでは、企業のニーズを調査した上で最適なメンバーや企画を紹介する。メンバーの得意分野を生かし、クラウドファンディング(CF)の設計・運営支援にも取り組む。
グルメやカフェ情報を約6万人に発信するインスタグラムのアカウント「ながたび」を運営するクガイさん(29)は取材から撮影、投稿までを一人でこなす。「インフルエンサー間で写真や編集などのノウハウを共有し、情報交換ができたら長崎の発信力の底上げにもなる」と期待している。