一関にIT人材の育成拠点施設 岩手の異業種3社が連携

 

 岩手県内の製造、教育、情報通信業の3社は、一関市内にIT人材の育成拠点施設を整備する。小中高校で必修化されたプログラミングを子どもに教えるほか、大人は起業も視野に専門知識を学ぶ。6月の着工、12月のオープンを予定。デジタル社会の進展に伴い専門人材のニーズが高まる中、異業種が連携して担い手を育て次世代の地元定着や産業振興に貢献する。

 取り組むのは、金属加工業の長島製作所(一関市、新宮由紀子社長)、情報通信業のネクストレボリューション(八幡平市、高橋一真代表取締役)、県内でプログラミング教室を展開する興縁(きょうえん)(盛岡市、阿部拓磨代表取締役)。

 長島製作所が一関市樋渡に木造2階建ての建物(延べ床面積約400平方メートル)を新築し、「PLOT(プロット)」と名付けて3社が運営する。ノートパソコン60台、タブレット端末50台を備え、小学生から大人まで幅広い年代がプログラミングやITの専門知識を学べるのが特長だ。

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