企業の海外ビジネスを後押しする催しが、道内で初めて開かれました。きょう札幌で開かれた「海外ビジネスエキスポ」には、海外進出やインバウンド向けビジネスを検討する企業の関係者ら、およそ350人が参加しました。（アジアに現地法人設立を検討中のＩＴ企業関係者）「今まで（こうした催しは）あまりなかったと思うので、いろいろな話を聞く機会だったり、セミナーも参加しようと思っているので、勉強して帰りたい」。（ヨーロッパに輸出を検討中の製造業関係者）「英語力がないので、翻訳サービスの会社もあったので回りたいと思ってます」。会場では海外展開に関する講演が行われたほか、官公庁や銀行、海外進出を支援する企業や英会話サービスなどの22社がブースを設け、来場者の相談に応じたり商談をしたりしました。（マレーシアへの進出を支援する出展者）「マーケットはそんなに大きくないが、だからこそ北海道の中小企業と一緒にマレーシアに商品を輸出していくのは非常に魅力的だ」。この催しは海外進出を支援する企業などが主催し、2015年から東京などで行われてきましたが、道内では初めての開催です。（主催者）「いろいろな海外展開に関する課題解決につながっている。北海道ブランドというのは世界に通じていて、十分に（海外ビジネスの）可能性を秘めていると思う」。
