雫石町、保育料無償化を拡充 第2子以降の3歳未満も対象に

 雫石町は2023年度、保育料無償化制度を拡充し、第2子以降の3歳未満児に対象を広げた。岩手県の補助も活用し、子育て環境の充実を図る。

 従来は満3歳以上の子どもと住民税非課税世帯の子どもの保育料を無償にしていたが、同世帯以外は第2子以降へと拡大。町内外の9保育施設に通う44人(4月時点)が新たに対象となる。

 第2子以降の3歳未満児については、保護者が所得に応じて一部を負担してきたが、今後は町民であれば無料になる。事業費は約600万円で、県が2分の1を負担する。

 町子ども子育て支援室の上村光俊室長は「国の動向も注視し、子育てしやすい環境づくりに一層力を入れる」としている。

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