福井ナイター陸上2023、7月28と29日に開催 日本GPシリーズ指定、トップ選手が集結へ

走り幅跳びの選手に声援を送る観客=2022年8月20日夜、福井県福井市の9.98スタジアム

 福井陸協は7月28、29日、国内トップ選手を招待したナイター陸上競技会「アスリート・ナイト・ゲームズ・イン・フクイ2023」(福井新聞社特別協賛)を福井県福井市の9.98スタジアム(福井県営陸上競技場)で開く。今回から日本グランプリ(GP)シリーズ大会に指定され、大会の格付けが上がった。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行したことを踏まえ、同陸協の担当者は「トップ選手の走りを間近で堪能してほしい」と話す。

 大会は5回目。5月19日からクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で、選手の招待費用や活動支援金の募集を始めた。6月30日まで。3千円から支援でき、一定額以上でフィールド内での特別観戦や競技補助員体験などの特典がある。新型コロナの影響で2回目以降中止していたトップ選手との記念撮影の特典が、今回復活する。

 トップ選手が出場する「9.98カップ」は男子が100メートル、110メートル障害、走り幅跳びの3種目を実施。女子は100メートル、100メートル障害を行う。日本記録更新を目指す「ナショナルレコードチャレンジ」は男女やり投げを行う。会場では大型映像装置を使い、音楽やMCを駆使して記録が出やすい雰囲気を盛り上げる。

 世界選手権(8月・ブダペスト)や来年のパリ五輪出場に向けた世界陸連(WA)ランキングポイント指定大会ともなっている。世界選手権の標準記録対象期間は7月30日までで、福井の大会が出場を狙うラストチャンス。パリ五輪の標準記録対象期間は7月1日から。

 ◇ミラカナとは 福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして福井新聞社、福井銀行、福邦銀行が連携。CFのレディーフォー、応援購入サービスのマクアケいずれかを通じて支援・購入を募る。累計支援額は1億7千万円、プロジェクトの達成率は92%(数字は2023年3月末時点)。

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