大相撲氷見場所 27日先行予約開始

氷見場所の開催概要を話し合った実行委=氷見市役所

  ●市長「待ち望んだ巡業」 38年ぶり、一般発売で市民枠 実行委が初会合

 8月27日に開かれる大相撲氷見場所の実行委員会は19日、氷見市役所で初会合が開かれ、チケットの先行予約を今月27日から開始することを決めた。開催地となる同市の林正之市長は「市民が待ち望んでいた大相撲。市民に元気が出る話であり、お祭りのように盛り上げてほしい」と述べ、38年ぶりの巡業に期待を寄せた。

 氷見場所は富山新聞創刊100年記念として行われ、氷見市ふれあいスポーツセンターに土俵を特設して開催される。同市での大相撲巡業は1985(昭和60)年以来となる。

 夏場所で再入幕を果たした朝乃山や、横綱照ノ富士、大関貴景勝ら主要力士が参加する見通しとなっている。午前9時開場、午後3時打ち出し(終了)を予定している。

 チケットの先行予約は6月9日まで、電話のほか、インターネットの北國新聞イベントガイド、富山新聞販売店で受け付ける。一般発売は6月中旬からで、氷見市民枠も予定する。

 林市長は朝乃山が夏場所で優勝争いに残り、続く7月場所でも好成績を収めれば、三役昇進の可能性があるとし「多くの皆さんに応援に来てほしい」と呼び掛けた。

 実行委は富山新聞社、北國新聞社と氷見市内の各種団体、企業などで組織する。19日の会合では実行委員長の後藤尚彦富山新聞副代表があいさつし、規約や予算案を承認した。会場に設置する飲食ブースに地域色を出すことや、チケット販売や駐車場について利便性が図れるように関係機関と調整することを申し合わせた。

 氷見場所前日の26日には、金沢市総合体育館で大相撲金沢場所(北國新聞社主催)が開催される。

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