段ボールの家 作ったよ 富山市西田地方保育園児と富山国際大生

学生と子どもたちが取り組んだ段ボールの家作り

 富山国際大子ども育成学部の学生は22日、富山市西田地方町の西田地方保育園で、園児と段ボールを使った小さな家を作った。学生と園児は今春から、造形を中心にさまざまな活動を一緒に進めることになっており、今回の家作りが第1弾の企画。手形を付けたり、思い思いの色を塗ったりしてオリジナルを完成させた。

 子ども育成学部の講義「子どもと表現」の一環として実施。この日は学生22人と年長児約30人が参加した。

 段ボールの家は、中が迷路のようになっていたり、階段や窓を設けるなど、園児が事前に考えたデザインを基に製作した。学生と園児は協力して段ボールを切り貼りし、組み合わせた。園児の手形を付けたり、絵の具で黄やピンク、青色などを塗ったりして12個を仕上げた。園児は早速、中に入って楽しんだ。

 荻原色葉ちゃんは「思った色に塗ることができて楽しい。お姉ちゃんたちが優しく教えてくれてうれしかった」とにっこり。保育士を目指している米谷瑠華さんは「子どもたちとの関わり方を知る良い機会。保育士になりたい気持ちがより強くなった」と話した。

手形を付ける子どもたち
思い思いに色を塗る子どもたち
子どもたちはオリジナルの家作りに楽しそうに取り組んだ

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