事件事故の被害者支援、知る契機に 宇都宮で一般向け初の講座

 被害者支援センターとちぎ(宇都宮市桜4丁目)は27日と7月22日、同センターで広く一般市民を対象とした公開講座を開く。事件事故の被害者支援について理解を深めてもらうのが目的で、初めての取り組み。

 講座は各日2回の計4回、各回とも1時間程度。内容はそれぞれ異なり、27日は犯罪被害者支援や同センターについて、7月22日は被害者支援の実際の取り組みや支援活動について、それぞれ解説する。幅広い人たちに知ってもらうため、初心者でも分かりやすい内容にするという。

 同センターは毎年、被害者支援活動に当たるボランティア相談員を募集し、研修として全12回の講座を実施している。ただ相談員や被害者支援に関心がある人たちから「研修の一部だけでも受けられないか」との声が寄せられていた。

 公開講座で講師を務める同センターの本村誠(もとむらまこと)事務局長は「気軽に参加して、被害者支援について知ってほしい」と話している。

 両日とも午後1時半、同2時45分の2回。1講座のみの受講も可。各回先着約40人、受講日前日まで受け付ける。受講無料。(問)同センター028.623.6600。

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