お台場から那須ハイに引っ越し 大観覧車のゴンドラ18基設置 「インスタ映え」も

那須ハイランドパークに設置されたパレットタウン大観覧車のゴンドラ=那須町

 お台場から那須へ引っ越し-。藤和那須リゾート(那須町高久乙、岩本大二郎(いわもとだいじろう)社長)は23日までに、昨年8月末で営業を終了した東京・お台場の「パレットタウン大観覧車」からゴンドラ18基を引き取り、那須町高久乙の遊園地「那須ハイランドパーク」に設置した。園内の休憩や写真撮影のスポットとして再活用している。

 同園によると、パレットタウン大観覧車は当初、海外での再活用が検討されたが、新型コロナウイルスの影響で輸出を断念。廃棄処分も検討されていたという。那須ハイランドパークは、長年親しまれてきた大観覧車のゴンドラを再活用し、持続可能な開発目標(SDGs)の実現につなげようと、ゴンドラの一部を引き取ることにした。

 ゴンドラはカラフルなパステルカラーで、園内各所に設置。「インスタ映え」もするという。同園の担当者は「お台場で長年愛されてきた大観覧車。場所は違えど、楽しんでもらえるのではないか」と期待している。

© 株式会社下野新聞社