【ベトナム】ベルギーの水素技術企業、南部で工場建設へ[化学]

ベルギーのエネルギー企業ジョン・コッカリルのフランソワ・ミシェル社長はこのほど、ベトナム南部チャビン省に水素工場を開発する方針を明らかにした。同社は電気分解による水素発生装置の製造で世界首位。17日にファム・ミン・チン首相と会談し、ベトナム投資に意欲を示していた。22日付ベトナム・インベストメント・レビュー(VIR)が伝えた。

チャビン省では今年3月末、ザ・グリーン・ソリューションズ・グループ傘下のTGSグリーン水素を事業主とし、国内初の再生可能エネルギーを使って製造するグリーン水素工場が着工した。総投資額は8兆ドン(約3億4,100万米ドル、約473億円)。

ジョン・コッカリルの工場が着工すれば、省内2カ所目の水素工場となる。

ミシェル氏によると、同社は南部ベンチェ省でヤシ殻などから活性炭を製造する工場を開発する計画に関しても関係省庁や地方政府と合意した。

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