富山県立大の研究グループは、センサー付きシューズを使い、ハンドボール日本リーグ女子のアランマーレの選手をサポートする取り組みを始めた。シューズは足の裏に働く3方向の力を計測できる。数値を分析することで、パフォーマンスの向上やけが予防が期待できるという。
センサー付きシューズは、東京大発のベンチャー企業が製造販売する。親指と小指、かかと部分にセンサーを取り付け、前後左右や回転などの動きを計測する。
県立大のグループは、このシューズを使い、歩行や運動をデータ化して解析する研究を進めており、アランマーレの支援に役立てようと、取り組みをスタートした。
23日は、射水市黒河のビルト・プレイズ歌の森体育館で行われたアランマーレの練習で、選手4人がシューズを履き、走りやサイドステップ、ジャンプの動きを測定。専用アプリで重心の位置や床反力、せん断力など足裏の全体的なデータが表示され、各選手の特徴を捉えていた。
データは解析することで各センサーの力分布を把握できるという。今後はコート内の動きも計測。データを蓄積し、チーム強化に活用することを目指す。