スマート農業の知識深める 富山・小矢部園芸高生、ドローンの機能学ぶ

農業用ドローンの飛行を見学する生徒

 富山県の小矢部園芸高校(小矢部市西中)は23日、同校でスマート農業研修会を開き、園芸科の2、3年生22人が最新の農業用ドローンの機能を学んだ。

 ロボットやAI(人工知能)などを活用し、農作業の労力を減らすスマート農業が注目される中、生徒に正しい知識を深めてもらおうと企画。北陸近畿クボタの富山事務所、小矢部営業所の3人が講師を務めた。

 ドローンは田んぼや畑の上を飛行し、防除剤、液体肥料を効率的にまくことができる。生徒は、ドローンが薬剤に見立てた水を散布しながら上下左右に動いたり、旋回したりする様子を見学。3年の清水健太(たけひろ)さんは「簡単に操作でき、安定して飛ぶことが分かった。今後の学びに生かしたい」と話した。

 研修会は9月まで計4回開き、1~3年生がラジコン草刈り機や、自動で作物の収量、品質が分かるコンバインなどについて学ぶ。

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